ごあいさつ

後藤社長

当社は、大和証券グループ、三井住友フィナンシャルグループ、米国の資産運用会社であるティー・ロウ・プライス社によるアセットマネジメント事業の戦略的合弁企業として、1999年に設立されました。

当社の前身の一つである大和投資顧問の時代から、主に日本の株式・債券市場の調査分析に基づくボトムアップスタイルのアクティブ運用に対して国内外の投資家の皆様から評価を頂いております。1970年代には海外年金からの運用を受託し、以降、オイルダラーや公的年金など国内外の機関投資家のお客様が求めるトップクラスの運用パフォーマンスを提供すべく、質の高い資産運用能力を追求して参りました。

1999年の合弁を機に、それらの厳しい要求水準を持つお客様に鍛えられた資産運用能力を、日本の個人投資家の皆様にも提供したいとの考えから、投資信託業務にも注力して参りました。現在では、当社の資産運用残高の約半分を投資信託資産が占めており、低金利の続く運用難の時代にあって、個人投資家の皆様にも資産形成の選択肢を提供し、「貯蓄から投資へ」の流れに僅かながらも貢献できたのではないかと自負しております。

現在の世界経済は、主要な中央銀行による大規模な金融緩和等を背景として、前回の金融危機から大きく回復し、企業収益も堅調に拡大してきました。一方で、ここ数年の地政学的リスク事象の世界分散的発生や、各国金融規制の改革などを背景に、資産運用を巡る環境には大きな変化が生じていると考えています。主要国のナショナリズム的な動向や、存在感を増してきた新興国の将来的な不透明感など、世界的な政治経済の構造が大きく変化する中で、金融・資本市場においては一極集中からリージョナルな特性の重要性が増す分散型ダイナミズムへと転換しつつあると捉えています。

このように大きなマクロ的な変化の最中にあっては、当社のようにグローバルな経済・社会環境を踏まえつつ、地域的調査・分析に優れ、深い知見を有し、ボトムアップの判断に強みを有する資産運用会社の優位性・重要性は益々増してきていると考えています。

当社は現在、歴史的に強みのある海外ビジネスの戦略的再拡大を図っております。従来、当社の海外ビジネスは日本株投資顧問業務が中心でしたが、これを運用・マーケティング両面で発展させようと考えています。将来の日本の人口動態や経済成長の鈍化にそなえ、より高い成長が見込まれるアジア地域で現地上場株式の運用を強化しております。また、現在日本で販売されている運用商品を欧州やアジアに輸出するファンドビジネスも手掛けており、業容も拡大しつつあります。

2017年5月、当社は合弁当初からの経営理念に若干の改訂を行い、お客様第一の行動を経営の基本理念とすることをあらためて宣言いたしました。従前より、国内外の機関投資家のお客様の厳しい評価に十分耐える体制やサービスの下で、お客様第一という精神はすでに十分実践されておりましたが、究極のお客様としての個人投資家の皆様を含む最終受益者の利益を意識した業務運営を徹底する意思を表明したものです。

当社はあらゆる活動において最もお客様のためになることを考えて行動し、お客様と長期にわたり共に成長を続けるベストパートナーとなることを目指したいと考えています。

大和住銀投信投資顧問は、日本を代表し世界に通用する最も質の高い資産運用会社を目指し、役職員一同全力で取り組んで参ります。また、高い倫理観を持ち誠実かつ公正な企業活動を通じて、社会と資本市場の健全な発展に積極的に貢献します。

これからも皆様のご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2017年8月

署名 

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