モア4月号「企業景況感が大きく改善」

バックナンバーに戻る

 2016/4/22

 NAB企業景況感指数

NAB企業景況感指数は、オーストラリアの大手銀行であるナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が農業以外の国内企業400社以上を調査し、今後の景況感の動向を集計した指標です。景況感が「良い」と答えた企業数と「悪い」と答えた企業数との差で計算され、企業から見た経済の現況と将来の先行きがわかります。
3月のNABによる調査は23日から31日に実施され、その結果が4月12日に発表されました。

2008年初以来の高い水準

昨年12月から今年2月にかけて、企業景況感指数は資源価格の下落や金融市場の混乱などからやや低い水準で推移していましたが、3月は12ポイントと先月の8ポイントから大きく改善し、2008年初以来の高い水準となっています。
業種別ではサービス業を中心に改善が見られます。建設業は先月の落ち込みを回復し、製造業は勢いが増し、運送業はガソリン安の恩恵を受けて景況感が改善しています。一方、鉱業が引き続き著しく低い水準なのに加えて、小売業が悪化しました。
判断項目の内訳を見ると、貿易判断や収益性判断、雇用判断が改善しています。特に雇用判断は2011年央以来の高い水準であり、オーストラリアの労働市場の堅調さを示していると言えます。

底堅いオーストラリアの国内経済

3月の調査結果が非常に強い内容となったということは、年初からの金融市場の混乱や世界経済に対する懸念が、非鉱業セクターを牽引役としたオーストラリア経済の回復を妨げる要因となっていないということです。世界経済の見通しが悪化している中でも、オーストラリアの国内経済が底堅く推移していることがうかがえます。低金利と競争力の増した通貨(足元ではやや豪ドル高基調ですが)が国内経済に好影響をもたらしていると言えます。

 

NAB企業景況感指数の推移

 


■当資料は情報提供を目的として大和住銀投信投資顧問が作成したものであり、特定の投資信託・生命保険・株式・債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。

■当資料は各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。

■当資料に記載されている今後の見通し・コメントは、作成日現在のものであり、事前の予告なしに将来変更される場合があります。

■当資料内の運用実績等に関するグラフ、数値等は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。

■当資料内のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。

PICKUPコンテンツ