モア4月号「過去最高見込む 豪州の資源輸出額」

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2017/4/26

 

2016年の資源価格は上昇オーストラリア資源価格の推移 豪州における資源部門の輸出額

軟調な推移を続けてきた資源価格は、2016年に大きな変化が見られました。鉄鉱石価格は2015年末の安値から切り返し、持ち直し基調で推移しました。また、石炭(原料炭)の価格を見ると、16年末には一時15年末の安値から3倍を超える水準にまで上昇しました。
特に上昇率の大きかった石炭(原料炭)については、中国が過剰設備や環境汚染問題を背景に生産抑制策を導入したことで供給が減少し、価格の大幅上昇につながりました。

 

2016年度の資源輸出額は増加見込み

オーストラリア産業・イノベーション・科学省が四半期ごとに公表する「Resources and Energy Quarterly」の2017年3月版によると、豪州の資源部門の輸出額は2016年度(16年7月~17年6月)に2,151億豪ドルと過去最高になることが見込まれています。
豪州は豊富な天然資源を強みに経済を発展させてきましたが、豪州にとって最大の貿易相手国である中国の景気減速を背景に、13年度をピークに輸出額が減少しました。しかし、16年度の輸出額は資源価格高騰を背景に増加に転じることが見込まれています。

 

豪州の実体経済に好影響

資源価格の上昇は、豪州の実体経済にも好影響をもたらすことが予想されます。鉄鉱石や石炭は豪州の主力輸出品目であり、資源価格が上昇することで輸出金額が増加し、豪州景気を押し上げることになります。また景気拡大などを通じて税収を増加させ、豪州の財政改善にもつながります。
ファンダメンタルズの改善は豪ドル投資への支援材料となりうることから、今後の資源価格の動向に注目が集まります。

 

 


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