モア8月号「豪州が進めるEV革命」

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2017/8/25

 

環境保全意識高い豪州

QLD州のEV専用道路計画

豊富な自然環境を有するオーストラリアは、環境保護に対する市民意識や環境教育水準が高く、地域社会一体で環境保護に努めています。
環境保護の対象は動植物のほか水やエネルギー、ゴミ問題まで、人々の生活環境を維持・向上させるための取り組みが各州で行われています。

世界最長級のEV専用道路

豪州の北東部に位置するクイーンズランド州(QLD州)には、沿岸に世界最大の珊瑚礁地帯グレート・バリア・リーフ(GBR)が広がり年間約280万人の観光客が訪れます。一方で、国内最大級の石炭鉱山を擁する同州は、国内CO2排出量の3割を占める豪州最大の炭素排出州です。温暖化による水温上昇で珊瑚の6割以上が白化の危機にさらされており、エネルギー産業による炭素排出の削減が同州にとって喫緊の課題となっています。QLD州政府は現在、電気自動車(EV)の普及や一般家庭への太陽光発電パネルの設置などを積極的に推し進め、2050年までにCO2の純排出量をゼロにする目標を掲げています。


同州のマイルズ環境・文化遺産保護相は“EV革命”を7月に表明し、GBRの保護等を目的とした「エレクトリック・スーパー・ハイウェイ」の建設計画を打ち出しました。北はケアンズ(右図①)から南はゴールドコースト(同⑮)まで1,800㎞にわたる州規模では世界最長級となるEV専用道路の建設と、約30分で充電が完了する高速充電スタンドを18都市に設置する計画です。豪州のEV業界団体エレクトリック・ビークル・カウンシル(EVC)のジャファリCEOは、「この計画は、同州に新たな投資と産業を惹きつけ、より高度な雇用創出に寄与するだろう」と述べています。海外でもEV専用道路の設置の動きが盛んに見られる中、豪州のEV革命の動向に注目が集まります。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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