9月号「2017年予算案」

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2016/9/29

財政収支黒字化を目指す

メキシコ政府は9月8日に2017年の予算案パッケージを国会に提出しました。
石油関連からの歳入が減少するなか、歳出を抑制し、財政収支(生産的投資支出を除く)のGDP比を2016年見込みの0.5%の赤字から、0.1%の黒字への転換を目指します。
予算案パッケージは、経済政策指針、歳入法案、歳出法案の3部からなり、10月下旬から11月中旬を期限に国会で審議される予定です。

 

メキシコの2017年予算案

石油関連歳入減を税収増でカバー

2017年の歳入は2016年予算比横ばいの見通しです。石油生産量や輸出量の減少により石油関連からの歳入が前年予算比実質▲15.7%と大きく減少する見通しですが、税収が同+9.7%増加することによりカバーする見通しです。税収の増加は増税策を実施するのではなく、これまで実施された税制改革の効果により増加する計画です。

 

歳出削減を継続

2016年には石油価格の低迷や経済成長率が予想を下回ったことなどにより歳入が予算を下回ったため、財政健全化に向けて2度にわたる歳出削減を実施しました。2017年も人件費や経費の削減により歳出削減を継続し、財政健全化を推し進める方針です。
8月、米格付け会社のS&Pは、GDPに対する政府債務比率が高まってきていることなどを理由にメキシコ国債の格付け見通しを「安定的」から「弱含み」に引き下げました。財政収支(除く生産的投資支出)の黒字化を目指す予算案は、格付け会社から一定の評価を受けると思われます。

 

 

  


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