11月号「メキシコと米国は相互依存の関係」

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2016/11/29

 

米国の対メキシコの輸出入金額の推移 米国 メキシコの輸出に占める相手国の比率

米大統領選でトランプ氏が勝利

11月8日に実施された米大統領選ではメキシコに対して過激な発言を続けていた共和党候補のトランプ氏が勝利しました。トランプ氏はTPPの即時撤退やNAFTAの見直しを選挙公約に掲げており、保護主義的な姿勢を示しています。
メキシコと米国の2国間の貿易関係について見てみましょう。

両国間の貿易金額は右肩上がりで成長

米国がメキシコから輸入している金額は、リーマンショック時に大きく落ち込む局面もありましたが、1990年にはたった302億米ドルであったものが、2015年には2,964億米ドルと実に10倍にまで拡大しています。米国の経済成長に加えて、1994 年発効のNAFTA(北米自由貿易協定)がその成長に寄与しました。
一方、米国からメキシコへの輸出も増加しているものの、輸入との格差(貿易赤字)が拡大しており、トランプ氏はこの点を強く批判しています。

米国のメキシコへの輸出比率も増加傾向

では、お互いの依存度はどうなっているでしょうか?メキシコの輸出に占める米国向けの比率は2015年で81.2%と高水準になっています。ただ、NAFTA発効前の1991年には既に約8割にまで上昇しており、その後は横ばいが続いています。
一方、米国の輸出に占める比率は15.7%と全体に占める比率は低いものの、2009年以降、メキシコの経済成長とともに増加傾向にあります。仮にNAFTAが見直しされた場合、メキシコだけでなく米国も痛手を被ることが予想されます。

 

 

 

 


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