好きな酒食は?

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2017/1/16

株式運用第一部

部奈和洋

 

※このレポートでは、日本株ファンドマネージャーが注目しているトピックなどを毎週お届けします。

 

あけましておめでとうございます。皆様はお正月をどのように過ごされましたでしょうか。

私は大阪にある実家へ帰省し、子供が好きな飛行機をみるために、伊丹空港の滑走路脇を通る千里川土手に行ってきました。ここは着陸してくる飛行機がすぐ真上を通過することで有名です。私も初めて行ったのですが、ジャンプして手を伸ばせば届きそうなくらいの距離を轟音とともに通過する様は圧巻で、マニアでない大人の私でさえも興奮しました。子供は大はしゃぎで、今年69歳になる私の父が、痛い腰をさすりながら、必死に抱っこしている姿が印象的でした。私が子供の時は、それほど遊んでもらった記憶がないので、変わったなと思って見ていました。

 

ただ、父が変わったのは、それだけではなく、酒を全く飲まなかったことには、本当に驚きました。なにしろ飲めない私とは違って、いつでも、どこでも、どんな酒でも飲む人だったのです。母は酒量が減ったことを喜んでいましたが、私はなんとなく寂しい感じを覚えつつ、酒に関する統計データを思い返していました。

 

下のグラフは年代別の飲酒量を示したものです。

 

年代別の飲酒量

 

これを見ると、70代男性の飲酒量は60代男性の半分程度になっています。父の様子をみていると、今の60代も70代になると、飲酒量が大きく低下すると思われます。また、この図から20代と70代の男性の飲酒量がほとんど同じであることも分かります。これが若者がアルコール離れをしていると言われている現状です。実際、成人1人当たりの酒類消費数量は下のグラフにあるように1990年代前半をピークに低下が続いています。2010年頃からは下げ止まりつつありますが、団塊世代がこれから70代に入ることなどから、再度下落基調が強まると考えます。

 

成人1人あたり酒類消費数量の推移

一方で、嗜好品でも消費量が増加しているもののひとつがチョコレートです。私は毎晩食べています。私にとっては驚きですが、父も食べるようになっていました。酒を飲んで、そのまま寝ることがなくなった反面、口寂しさから食べるようになったとのことでした。このため、今年の正月は父と一緒に飲みではなく、チョコレートを食べて過ごしました。

 

1人あたりチョコレート消費量の推移

 

こうしたお正月の体験のような、何かトレンドを意識するきっかけや、投資アイデアに結び付く出来事がどこかに転がっているかもしれないと、注意を払いながら日々を過ごしたいと思っています。

それでは今年もよろしくお願いします。

 

 


■当資料は情報提供を目的として大和住銀投信投資顧問が作成したものであり、 特定の投資信託・生命保険・株式・債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。 ■当資料は各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を 保証するものではありません。 ■当資料に記載されている今後の見通し・コメントは、資料作成時点におけるレポート作成者の 判断に基づくもので、事前の予告なしに将来変更される場合があります。 ■当資料内の運用実績等に関するグラフ、数値等は過去のものであり、将来の運用成果等を 約束するものではありません。 ■当資料内のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。

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