新春特別号② ~2018年の注目点 “為替編”~

2018/1/5

 

あけましておめでとうございます。

今年も新春特別号として「2018年の注目点」を株式編、為替編の2回シリーズでお届けします。

対円での為替騰落率

<2017年を振り返って>

2017年は米ドルが主要通貨に対して軟調に推移しました。米国では利上げが断続的に行われましたがそのペースは緩やかにとどまり、米国の長期金利は短期金利とは反対に年間ベースで低下しました。

NAFTA再交渉への懸念から2016年に軟調に推移したメキシコペソは上昇に転じたほか、資源価格の堅調推移などから豪ドルは上昇しました。他方、ブラジルレアルは経済成長率が前年比プラスに転換したことなどを材料に買われる場面もありましたが、年金改革の遅れなどが嫌気され、年間ベースでも軟調となりました。

昨年は一部の投資家の間で仮想通貨の取引が活発化し、仮想通貨の価格上昇とボラティリティの高さは市場を賑わせました。また、仮想通貨のひとつであるビットコインは取引所で先物が上場されたことで機関投資家が本格的に取引に参加するのかという点についても注目が集まっています。

 

<2018年の展望>

2018年は世界経済は緩やかな成長が続き、金利は上昇するものの低位にとどまり、リスク資産に優位な展開が続くと考えています。

2018年のイベントとして日米の中央銀行総裁の任期が満了となることが挙げられます。米国ではパウエル氏が新総裁となる見込みですが、金融政策の方向性が大きく変わる可能性は高くないと見られています。2018年も日米金利差は米ドル円の支援材料と考えられますが、米国での利上げペースが緩やかにとどまるため、その影響は限定的にとどまる見込みです。他方、日本では黒田総裁は4月に任期が満了となります。続投するという見方もある一方で退任となった場合は政策に何らかの変化が生じる可能性が高く、新総裁人事や政策の方向性に特に注目が集まり、為替市場にも大きく影響を与えると考えられます。

政治に目を向けると米国では中間選挙、メキシコでは大統領選が予定されています。2017年に堅調だったメキシコペソは年末にかけてNAFTA再交渉への懸念が再び高まったことや政治的なリスクが意識され軟調に推移しましたが、これらのリスク要因が払拭されることになれば、メキシコペソ上昇が再び見込める環境が整うことになると考えています。

 

 

 

 

 

出所:Bloomberg

 


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