日本株 -反発、人民元安定と円高一服-

2016/1/13

<戦後最悪の6日連続の下落>

日本の株式市場は、中国人民銀行の人民元引下げなどによる中国経済に対する懸念の高まりなどから世界的にリスクオフの投資姿勢が強まり、2016年の年初から6日連続で下落しました。12日の日経平均株価は前日比▲479円下落し、終値は17,218円96銭と約3カ月ぶりの安値をつけました。

為替市場では安全資産として円が買われ、一時116円台まで円高が進行しました。

<人民元買いの為替介入を実施>

中国人民銀行は12日、人民元の防衛のため香港市場で人民元買い介入を行いました。その結果、オフショア市場の人民元は対米ドルで上昇し、中国政府の管理下にある上海市場のレートとの差がほとんどなくなりました。
為替介入による人民元の安定を受けて、12日の欧米の株式市場が上昇するなどリスクオフの投資姿勢が緩みました。12日の海外為替市場では円が対米ドルで117円台後半にまで戻り、円高が一服しています。

<人民元安定と円高一服で反発>

戦後最悪の年初から6日連続で下落していた日本株市場ですが、介入により人民元が安定を取り戻したことと円高が一服したことなどから、13日は反発しました。日経平均株価は前日比+496円67銭と大きく上昇しました。
2015年8月の中国人民元切り下げをきっかけとした世界的な株式市場の調整も、その後に人民元が安定を取り戻してから行き過ぎた悲観論の修正が起こりました。市場全体が落ち着きを取り戻すまでにはまだしばらく時間がかかると予想されますが、今回もその時と同様に回復基調を取り戻すと予想されます。
引き続き、日本では夏の選挙に向けて政府による経済対策が期待されており、日本株は年前半は強含んで推移すると見ています。日銀による追加緩和の可能性も残っており、市場に対する悲観論が修正されれば、日本株は上昇基調を取り戻すと思われます。

日経平均株価の推移米ドル/円の推移

出所:Bloomberg


■当資料は情報提供を目的として大和住銀投信投資顧問が作成したものであり、特定の投資信託・生命保険・株式・債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。■当資料は各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。■当資料に記載されている今後の見通し・コメントは、作成日現在のものであり、事前の予告なしに将来変更される場合があります。■当資料内の運用実績等に関するグラフ、数値等は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。■当資料内のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。

PICKUPコンテンツ