カナダ -山火事が経済成長を下押し-

2016/5/26

<政策金利を据え置き>

5月25日、カナダ中央銀行は政策金利を0.50%に据え置くことを決定しました。
声明文では「カナダの第2四半期のGDP成長率は、アルバータ州の大規模な山火事の影響で石油生産が停止し約1.25%程度下押しされる見通しであるが、第3四半期には石油生産の再開や復興作業の開始に伴い、経済は持ち直す」との見通しを示しました。
インフレ動向をめぐるリスクについては中央銀行の予想通り概ね均衡しているとしています。

 

<カナダドルは上昇>

声明文の内容がそれほどハト派的ではなかったことから、カナダドルは対米ドル、対円ともに上昇しました。
5月25日の海外終値は、1米ドル=1.3020カナダドル、1カナダドル=84.63円となっています。

 

<今後の見通し>

山火事の影響で経済成長率が下押しされる見通しであるものの、その後は回復が見込まれることや、物価動向も落ち着いていることから、中央銀行はしばらく政策金利を据え置くと予想されます。
カナダ経済は、これまでのカナダドル安による非資源セクターの輸出拡大や最大の貿易相手国である米国経済の回復、経済対策を含む新年度予算による国内景気のサポートなどにより、緩やかな回復基調を辿ると予想されます。原油価格は一時の低水準から回復しており、資源関連企業の業績回復も期待されます。
年初からリスクオフの動きが続いていましたが、原油価格が持ち直すなど市場は徐々に落ち着きを取り戻してきていることから、今後も経済の回復基調を反映してカナダの通貨や株式は上昇基調を保つと予想しています。

 

出所:Bloomberg


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