豪州 -金融緩和姿勢は強化されず-

2017/6/6

<政策金利を1.50%で据え置き>

6月6日、オーストラリア準備銀行(以下、RBA)は政策理事会を開催し、政策金利を1.50%で据え置くことを決定しました。
声明文では、オーストラリアの経済成長率が緩やかに拡大していくという見通しが示され、資源ブーム終焉による設備投資減少の最悪期がほぼ終わったことが指摘されました。他方、労働市場に関する指標は強弱まちまちで、賃金の伸びが低く、低インフレがしばらく続くという見通しが示されました。

 

<豪ドルの推移>

5月の豪ドルは軟調に推移しました。市場の予想を下回った国内外の経済指標、米政権の先行き不透明感やRBAが金融緩和姿勢を強めるとの見方が広がったことなどが背景です。
政策金利が据え置かれたことや声明文で金融緩和姿勢を強めることを示唆する文言が盛り込まれなかったことから、豪ドルは上昇しています。東京時間午後2時半現在、1豪ドル=0.7494米ドル、1豪ドル=82.26円となっています。

 

<今後の見通し>

RBAの声明文に金融緩和姿勢を強化する文言が盛り込まれなかったため、しばらく政策金利は据え置かれるものと思われます。
また、7日に発表されるオーストラリアの1-3月GDPは下振れることが予想されていますが、低金利政策が景気を下支えし、中長期的にはオーストラリアの経済成長率は緩やかに上昇していくことが予想されます。オーストラリア経済の中長期的な拡大は豪ドルの支援材料となることが予想されます。

 

 

 


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