FOMC -利上げ見送りも年内利上げを強く示唆-

2016/9/23

<政策金利を据え置き>

9月20~21日(現地時間)に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、フェデラルファンド( FF ) 金利の誘導目標のレンジを0.25%~0.50%に据え置くことを決定しました。
声明文では「FF金利を引き上げる条件は整ってきたと判断している」と前回よりも前向きな姿勢が示されましたが、「当面は目標に向け前進を続けていることを裏付けるもう一段の確証を得ることを決めた」と、政策金利を据え置いた理由をあげています。
FOMCの参加者による金利見通しでは依然として年内に1回、来年に2回の利上げが予想されています。イエレンFRB議長は記者会見でも年内の利上げを強く示唆しました。

<米ドルは下落>

声明文の内容は概ね市場予想通りであったものの、今回のFOMCで利上げが見送られたことやFOMC参加者による金利見通しが引き下げられたことを受け、米ドルは主要通貨に対して下落しました。
22日海外終値は1米ドル=100.76円、1ユーロ=1.1208米ドルとなっています。

<今後の見通し>

今回のFOMCでは利上げが見送られましたが、労働市場の改善や景気回復から今後の利上げ路線に変更はないと見込まれます。
一方、日本では市場に出回る国債が少なくなったため金融緩和策継続に限界論が出ていましたが、日銀による金融政策の枠組み変更により、金融緩和策の持続性が強化されています。
今後は日米の金融政策の方向性の違いから円安米ドル高が進む可能性が高いと予想されます。

 米ドル/円の推移 米国のインフレ率の推移

出所:Bloomberg

 


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