米大統領選 -共和党候補トランプ氏が勝利の見込み-

2016/11/9

 

<トランプ氏勝利の見込み>

現地8日に実施された米大統領選において、共和党候補のトランプ氏が勝利する見込みとなりました。
今回の大統領選では、10月にトランプ氏の女性蔑視発言から民主党候補のクリントン氏がリードを広げていましたが、その後、クリントン氏の私的メール問題が再燃し、両者の支持率が拮抗した状態で投票日を迎えました。
トランプ氏の勝利により大統領職は8年ぶりに共和党が務めることとなります。また、同時に実施された下院選では共和党が過半数を維持しています。

 

<リスクオフで円高・株安へ>

投票日数日前にはFBI長官によりクリントン氏の私的メール問題について「訴追を求めない」との発表もあり、金融市場ではクリントン氏の優勢を織り込んでリスクオンの投資姿勢が強まっていました。 日本時間の9日9時から開票が開始され、激戦州のフロリダ州でクリントン氏優勢が伝わると、日本の株式市場は上昇し、為替市場でも円安米ドル高 が進行しました。 しかし、その後トランプ氏優勢へと転じると、円が買われ、米ドル/円は一時101円台まで急落しました。日本時間の16時現在で1米ドル=102円39 銭となっています。 急激な円高とリスクオフの流れから日本株も急落し、日経平均は前日比▲919.84円(▲5.4%)の16,251.54円まで下落しました。

 

<今後の見通し>

トランプ氏の大統領選勝利で米国の政治動向や世界経済に対する不透明感が強まり、金融市場のボラティリティ上昇が予想されます。特にトランプ 氏の発言の矛先が向けられていたメキシコやカナダへの影響が懸念されます。 過激な発言が多いトランプ氏が大統領に就任することとなり、今後の米国の政策がどうなっていくのか不透明ですが、下院で過半数を獲得した共和 党議員が米国の政治運営において重要な役割を果たすことになると見ています。

 米ドル/円の推移 

 

出所:Bloomberg

 


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