新春特別号② ~2017年の注目点“為替編”~

2017/1/5

 

あけましておめでとうございます。
今年も新春特別号として「2017年の注目点」を株式編、為替編の2回シリーズでお届けします。

対円での為替騰落率

<2016年を振り返って>

英国の国民投票でのEU離脱決定、トランプ氏の米大統領選での勝利など、予想外の結果となったイベントが為替市場にも大きな影響を与えました。
2016年の米ドル/円は120円台で始まりましたが、年前半は円高傾向となり、英国の国民投票でのEU離脱決定を受けて⼀時99.02円まで円高が進みました。その後、トランプ氏の米大統領選勝利でトランプ氏の政策に対する期待などから米長期金利が上昇、米ドル/円も上昇に転じましたが、年末の米ドル/円は116.96円で年間では2.7%の円高となりました。
英国の国民投票はポンド安につながり、31年ぶりとなる1ポンド=1.1841米ドルまで下落しました。2016年はポンドは対米ドルで16.3%の下落、対円では18.4%の下落となりました。
トランプ氏の米大統領選勝利はメキシコペソにも大きく影響を及ぼしました。トランプ氏は選挙期間中、NAFTA離脱などメキシコに対して強硬な発言を続けたことでメキシコ経済の先行き不透明感が広がり、メキシコペソは下落しました。メキシコペソの対円での年間騰落率は19.3%の下落となりました。
他方、2015年に対円で▲32.6%下落したブラジルレアルは2016年は18.4%上昇しました。需給改善を背景に資源価格が持ち直しの推移に転じたこと、政権交代で政局混乱が収束したことが支援材料となりました。

 

<2017年の展望>

2017年もトランプ氏の政策が為替市場に影響を与え続けると考えます。
これまでのトランプ氏の発⾔から米国の成長に重点を置いた政策が採用される可能性が高く、金利先高観とともに米ドル高傾向が続くと予想します。米ドル/円は金融政策の方向性の違いがより明確となり、⼀段の円安の可能性も考えられます。
⼀方、これまでトランプ氏の発言を受けて下落してきたメキシコペソは、今後もトランプ氏の発言などに左右されることが予想されます。
また、これまで利下げが行われてきた豪州は転機を迎える可能性があり、豪ドルは注目すべき通貨のひとつと考えています。2016年後半に資源価格が持ち直したことから、資源国であるオーストラリアの経済は次第に好転していくことが予想されます。2016年に軟調だった豪ドルが堅調な推移に転じる可能性が増していると考えます。

 

 

 

 

 

 


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