FOMC -利上げ見送りも、利上げペースは維持-

2017/5/8

 

<政策金利を据え置き>

5月2~3日(現地時間)に米連邦公開市場委員会( FOMC) が開催され、フェデラルファンド( FF ) 金利の誘導目標のレンジを0.75%~1.00%に据え置くことを決定しました。

声明文では「経済成長が減速したものの、労働市場の拡大は続いた」とし、「景気減速は一時的で経済活動は緩やかに拡大する」と強調しています。
2017年1-3月期の国内総生産(GDP)は前期比+0.7%にとどまりましたが、「個人消費の基調は底堅く、景気減速は一時的」とし、利上げペースも「緩やかに調整する」と従来の表現を維持しています。

 

<米ドルは上昇>

今回のFOMCで緩やかな利上げが維持されるとの声明文を受けて、米ドルは主要通貨に対して上昇しました。
米労働省が5日に発表した4月の雇用統計で、非農業部門の雇用者数が前月比+21万1千人、失業率は4.4%と改善したことを受けて、米ドルは対円で上昇しました。また、7日に行われた仏大統領選で親EU派のマクロン氏が勝利したことなどを背景に、米ドルは対ユーロで下落しましたが、対円では上昇しています。
8日の10時時点では1米ドル=112.74円、1ユーロ=1.0967米ドルとなっています。

 

<今後の見通し>

FRBは米国の堅調な経済成長や雇用環境の順調な回復を背景に今後も緩やかなペースで利上げを継続する一方、日銀は量的・質的金融緩和の継続が見込まれます。
こうした日米金融政策の方向性の違いを背景に日米金利差の拡大傾向は続くと見込まれ、円安米ドル高基調は続くと考えられます。

 

米ドル/円、米10年国債利回りの推移 米国のインフレ率の推移

出所:Bloomberg


 

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