FOMC -利上げ、年内に資産圧縮開始へ-

2017/6/15

 

<政策金利を引き上げ>

6月13~14日(現地時間)に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、フェデラルファンド( FF ) 金利の誘導目標のレンジを.75%~1.00%から1.00%~1.25%へ引き上げることを決定しました。
声明文では「労働市場は引き続き力強さを増し、経済活動がこれまでのところ緩やかに拡大している」と指摘しています。一方、インフレについては、短期的には目標である2%を若干下回る水準で推移する見込みだが、中期的には目標の2%に向かって上昇するとしています。
また声明文では、量的金融緩和で膨らんだ保有資産の圧縮を年内に開始すると表明しています。

<米ドルはやや下落>

14日のニューヨーク外国為替市場では、消費者物価指数や小売売上高が市場予想を下回ったことから、米ドルは主要通貨に対して大きく下落し、対円では一時108円台まで円高が進んでいました。
その後、利上げと年内での資産圧縮開始というFOMCの結果を受けて、米金利はやや反発し、米ドルも下げ幅を縮める展開となりました。
14日の海外終値は1米ドル=109.58円、1ユーロ=1.1218米ドルとなっています。

<今後の見通し>

FRBは足元のインフレ基調の鈍化を受けて物価の趨勢にやや警戒感を高めているものの、米国の堅調な経済成長や雇用環境の順調な回復を背景に今後も緩やかなペースで利上げを継続する一方、日銀は量的・質的金融緩和の継続が見込まれます。
こうした日米金融政策の方向性の違いを背景に日米金利差の拡大傾向は続くと見込まれ、円安米ドル高基調は続くと考えられます。

米ドル/円、米10年国債利回りの推移 米国のインフレ率の推移

出所:Bloomberg

 

 


■当資料は情報提供を目的として大和住銀投信投資顧問が作成したものであり、 特定の投資信託・生命保険・株式・債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。 ■当資料は各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を 保証するものではありません。 ■当資料に記載されている今後の見通し・コメントは、作成日現在のものであり、事前の予告なしに 将来変更される場合があります。 ■当資料内の運用実績等に関するグラフ、数値等は過去のものであり、将来の運用成果等を 約束するものではありません。 ■当資料内のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。

PICKUPコンテンツ