カナダ -政府予算が経済を下支え-

2016/4/14

<政策金利を据え置き>

政策金利の推移

4月13日、カナダ中央銀行は政策金利を0.50%に据え置くことを決定しました。
声明文では「カナダの第1四半期のGDP成長率は予想以上に強かったが、一時的な要因によるもので第2四半期はその反動が懸念される。非資源セクターの輸出の増加が予想されているが、外需の低迷と足元の通貨高からこれまでの予想を下回りそうだ」としています。ただ、これらネガティブな要因があるものの、3月に発表された経済政策を含む政府予算がカナダ経済を下支えするとしており、GDP成長率の見通しは1月の時点よりも上方修正されました。
インフレ動向をめぐるリスクについては概ね均衡していると、前回同様の認識を示しています。

 

<カナダドルは一時上昇>

カナダドルは声明文と経済見通しの発表を受けて、一時的に上昇しましたが、その後は原油価格が軟調に推移したことなどから下落しました。
4月13日の海外終値は、1米ドル=1.2817カナダドル、1カナダドル=85.31円となっています。

<今後の見通し>

カナダ経済については、依然として低水準で推移する原油価格が経済の下押し圧力として残ると考えられますが、これまでのカナダドル安による非資源セクターの輸出拡大や最大の貿易相手国である米国経済の回復、経済対策を含む新年度予算による国内景
気のサポートなどにより、緩やかな回復基調を辿るとみられ、インフレ動向も安定していることから中央銀行はしばらく政策金利を据え置くと予想されます。
一方、金融市場は年初からリスクオフの動きが続いていましたが、足元では米FRBのハト派姿勢や中国懸念の後退を背景に原油価格や株価が持ち直すなど市場は徐々に落ち着きを取り戻してきていることから、悲観的な見方が修正されるとともに経済の回復基調を反映してカナダの通貨や株式は回復局面を迎える可能性が高いと予想します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出所:Bloomberg

 


■当資料は情報提供を目的として大和住銀投信投資顧問が作成したものであり、 特定の投資信託・生命保険・株式・債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。 ■当資料は各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を 保証するものではありません。 ■当資料に記載されている今後の見通し・コメントは、作成日現在のものであり、事前の予告なしに 将来変更される場合があります。 ■当資料内の運用実績等に関するグラフ、数値等は過去のものであり、将来の運用成果等を 約束するものではありません。 ■当資料内のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。

PICKUPコンテンツ