カナダ -政策金利を据え置き-

2017/4/13

 

<政策金利を据え置き>政策金利の推移

4月12日、カナダ中央銀行は政策金利を0.50%に据え置くことを決定しました。
声明文で「カナダの経済成長は1月時点の見通しよりも上振れているものの、経済が持続可能な成長軌道に乗っていると結論付けるのは時期尚早である」としています。
インフレ率については、一時的な要因の解消により今後数カ月は低下すると見込まれるが、需給ギャップが解消するにつれ中銀目標の2%に近づくとしています。
足元の経済指標は堅調であるものの、その一部は一時的なもので、著しい不透明感が見通しを圧迫している、と指摘しています。

 

<カナダドルの動向>

政策金利の据え置きは市場予想通りでした。ボロズ 総裁は記者会見で「今回は利下げは議題には上らな かった」と発言しており、前回よりもハト派的な トーンが後退したとの見方から、カナダドルは対米 ドルで小幅に上昇しました。 4月12日の海外終値は、1米ドル=1.3254カナダド ル、1カナダドル=82.26円となっています。

 

<今後の見通し>

カナダ経済は、2016年7月に開始した子供手当支給による消費の喚起やインフラプロジェクトによる設備投資の押し上げ効果、原油価格上昇による関連産業の回復などから、引き続き緩やかながらも回復の方向に向かう見込みです。
トランプ米政権によるNAFTAの見直しは、カナダ経済にとってのリスク要因となる可能性がありますが、同氏が掲げる米国経済の成長重視の政策は、隣国カナダの経済にとってもプラスの影響をもたらすとの見方もあります。
カナダ経済の回復が見込まれることやOPECの減産合意により原油価格が高値圏で推移していることなどから、カナダドルは底堅く推移すると予想されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

出所:Bloomberg

 


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