カナダ –約7年ぶりに利上げ–

2017/7/13

 

 

 

 カナダ政策金利の推移

<政策金利を0.25%引き上げ>

7月12日、カナダ中央銀行は政策金利を0.25%引き上げ0.75%にすることを決定しました。利上げは2010年9月以来、約7年ぶりとなります。
声明文では「最近の経済指標で、潜在成長率を上回る成長見通しと需給ギャップの解消に対する自信が強まった」と指摘しています。インフレ率については、足元では弱含んでいるものの金融政策の効果にはタイムラグがあることを考慮して利上げを決定したとしています。
今後の利上げに関しては、インフレ見通しに関連する指標で決めるとしています。

 

<カナダドルの動向>

ポロズ総裁など中央銀行関係者が利上げに対する前向きな発言をしていたことから、足元のカナダドルは対米ドル、対円で強含んで推移していました。

政策金利の引き上げは市場予想通りでしたが、今後の利上げに対する期待感が強まったことからカナダドルは上昇しました。

7月12日の海外終値は、1米ドル=1.2751カナダドル、1カナダドル=88.75円となっています。

 

<今後の見通し>

カナダ経済は、2016年7月に開始した子供手当支給による消費の喚起やインフラプロジェクトによる設備投資の押し上げ効果などから、引き続き緩やかながらも回復の方向に向かう見込みです。

8月に開始が見込まれているNAFTA再交渉は、カナダ経済にとってのリスク要因となる可能性がありますが、トランプ米大統領が掲げる米国経済の成長重視の政策は、隣国カナダの経済にとってもプラスの影響をもたらすとの見方があります。

カナダ経済の回復が見込まれることや追加利上げに対する期待感などから、カナダドルは底堅く推移すると予想されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出所:Bloomberg

 


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