カナダ -政策金利を据え置き、慎重姿勢を維持-

2017/10/26

 

カナダの政策金利 為替 消費者物価指数

政策金利を据え置き

10月25日、カナダ中央銀行は政策金利を1.00%に据え置くことを決定しました。カナダ中央銀行は7月と9月の前回2会合で利上げを実施していました。

声明文では「カナダ経済の第2四半期の成長率は予想を上回り、経済成長は広範囲な地域、業種にわたっている」と指摘しています。2017年下期にはやや鈍化するものの高い成長率が続き、その後2年間は潜在成長率に近づくと予想しています。

インフレ率については足元で上昇したものの、7月時点の予想の範囲内としています。今後については2018年下期には2%に上昇すると予想しています。

また声明文では「時間と共に金融刺激策が必要でなくなって来ているが、今後の政策金利の調整は慎重な姿勢で臨む」としています。

 

カナダドルの動向

政策金利の据え置きは市場予想通りであったものの、声明文の内容がややハト派的であったことから、声明文発表後のカナダドルは下落しました。

10月25日の海外終値は、1米ドル=1.2796カナダドル、1カナダドル=88.89円となっています。

 

今後の見通し

カナダ経済は、好調な外需や国内の設備投資などに支えられて今後も堅調に推移すると予想されており、引き続きカナダ中央銀行に対する利上げ期待が続くと見込まれます。

一方、NAFTA再交渉は米国側の要求が厳しく、当初は2017年内の決着を目指していましたが、交渉期限は2018年第1四半期へと延長されました。交渉は難航していますが、米国が脱退するようなハードランディングにはならないと予想しています。

再交渉は引き続きリスク要因ですが、カナダ経済の成長が見込まれることや追加利上げに対する期待感などから、カナダドルは底堅く推移すると予想されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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