メキシコ -政策金利を据え置き-

2016/3/22

<政策金利を3.75%に据え置き>

メキシコ中央銀行は3月18日(現地時間)、政策金利を3.75%に据え置くことを決定しました。
2月17日の緊急会合で利上げし、その後メキシコペソが持ち直していたため、予想通りの据え置き決定でした。声明文でも「当局が実施した措置でメキシコペソ相場は回復した」と指摘しています。
メキシコ経済については「個人消費は相対的に高い伸びを示しているものの、いくつかの経済指標で2016年初で減速傾向が見られる」と指摘しており、経済成長のペースは2015年第3四半期よりも減速しているとしています。
また、インフレ見通しについては「インフレはコントロールされており、年末に向かって3%近くに収束していく」とこれまでと同様の見通しとなっています。

<今後の見通し>

米国の利上げペースが当初の想定より緩やかなものになる見込みのため、新興国からの資本流出は抑制される可能性が高いとみられます。また、足元では世界経済に対する過度に悲観的な見方が弱まっており、資源価格が底打ちし始めています。
これまでの原油安の影響を受けてエネルギー関連産業の低迷が予想されるものの、個人消費の増加が続くとみられるほか、自動車産業など米国との結びつきが強い産業が牽引役になると期待されることから、メキシコ経済は今後も底堅く推移すると予想されます。
メキシコの構造改革への期待感や信用力が高いことなどを背景に、中長期的にメキシコペソは新興国・資源国通貨の中で優位性を保つと予想します。

インフレ指標と政策金利の推移

出所:Bloomberg

 


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