メキシコ -政策金利を据え置き-

2016/8/12 

<政策金利を4.25%に据え置き>

メキシコ中央銀行は8月11日(現地時間)、政策金利を4.25%に据え置くことを決定しました。

声明文では、「メキシコ経済は、個人消費の減速が見られることや、機械輸出や設備投資が引き続き弱いことから、前回会合時と比べると悪化傾向にある」と指摘しています。
インフレ率については、予想通りコア消費者物価は上昇しているものの、全体としては目標の3%を下回って推移しており、通貨安による価格転嫁の兆候は見られず、インフレ見通しについては安定しているとしています。

<メキシコペソは原油高で上昇>

メキシコ中央銀行はメキシコペソ安に対応するために、6月30日の前回会合で今年2月以来となる利上げを実施していたことから、政策金利は据え置かれると予想されていました。そのため、発表後にメキシコペソは大きく変動しませんでしたが、原油価格の上昇を受けて対米ドルで上昇しました。8月11日の海外終値は1米ドル=18.23メキシコペソ、1メキシコペソ=5.593円となっています。

<今後の見通し>

今後のメキシコペソは、引き続きFRBによる利上げ時期や米大統領選、原油価格の動向に左右される展開が続くと思われます。一方、英国のEU離脱問題の悪影響を懸念して多くの主要国中銀が緩和姿勢を強めており、先進国を中心に異常な低金利環境の長期化が見込まれます。このため、グローバルに利回りを追い求める動きが相対的に高い金利と信用力を有するメキシコペソをサポートする要因になると考えられます。

インフレ指標と政策金利の推移 メキシコペソ為替の推移

出所:Bloomberg

 


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