メキシコ -政策金利を引き上げ、投機的なペソ売りをけん制-

2016/9/30

<政策金利を4.75%に引き上げ>

メキシコ中央銀行は9月29日(現地時間)、政策金利を50bp引き上げて4.75%にすることを決定しました。利上げは6月以来で、今年3度目になります。
声明文では今回の利上げについて引き締めサイクルの開始を意味しないとしながらも、メキシコペソ安によるインフレ圧力の上昇リスクに対処することが狙いとしており、足元で強まっていたメキシコペソの投機的な動きをけん制する姿勢を鮮明にしています。

 

<メキシコペソはやや弱含み>

メキシコ中央銀行はメキシコペソ安に対応するために、6月の会合で今年2度目の利上げを実施しましたが、米大統領選でドナルド・トランプ候補の支持率が上昇したことなどから、メキシコペソ売りが強まっていました。
50bpの利上げは市場予想通りでしたが、発表後のメキシコペソは対米ドルでやや弱含んで推移しています。9月29日の海外終値は1米ドル=19.52メキシコペソ、1メキシコペソ=5.1855円となっています。

 

<今後の見通し>

今後のメキシコペソは、引き続きFRBによる利上げ時期や米大統領選、原油価格の動向に左右される展開が続くと思われます。
一方、多くの主要国中銀が強力な金融緩和策を継続しており、先進国を中心とした低金利環境の長期化が見込まれます。このため、グローバルに利回りを追い求める動きが、相対的に高い金利と信用力を有するメキシコペソをサポートする要因になると考えられます。

 

出所:Bloomberg


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