メキシコ -米利上げを受け、50bp利上げ-

2016/12/16

 

<政策金利を5.75%に引き上げ>

メキシコ中央銀行は12月15日(現地時間)、政策金利を50bp引き上げて5.75%にすることを決定しました。利上げは今年に入って5度目になります。
声明文では「インフレ圧力上昇の相殺と金融政策の効果を高めるため、そして米国の利上げを考慮して、利上げを決定した」としています。中銀は引き続き、インフレ要因を注視するとともに、メキシコと米国の金融政策の相対的な関係についても警戒するとしています。

<メキシコペソは上昇>

米大統領選でメキシコに対して厳しい発言を続けていたトランプ氏が勝利を収めたため、メキシコペソは対米ドルで急落し、安値圏で推移しています。
今回の50bpの利上げは市場予想(25bp)を上回ったことから、発表後のメキシコペソは対米ドルで上昇しました。12月15日の海外終値は1米ドル= 20.33メキシコペソ、1メキシコペソ=5.8126円となっています。

<今後の見通し>

中銀は通貨安によるインフレ圧力上昇に対して大きな懸念を示しており、引き続き、金融政策は引き締め傾向が続くと予想されます。
トランプ次期米大統領の政策に対する懸念からメキシコペソはしばらく不安定な動きが続くと思われますが、同氏の政策運営が徐々に明らかになるにつれて過度な懸念が後退していくとみられることや、中銀や政府の強固な対応姿勢がメキシコペソをサポートする要因になると考えられます。

インフレ指標と政策金利の推移

 

 

出所:Bloomberg

 


■当資料は情報提供を目的として大和住銀投信投資顧問が作成したものであり、 特定の投資信託・生命保険・株式・債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。 ■当資料は各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を 保証するものではありません。 ■当資料に記載されている今後の見通し・コメントは、作成日現在のものであり、事前の予告なしに 将来変更される場合があります。 ■当資料内の運用実績等に関するグラフ、数値等は過去のものであり、将来の運用成果等を 約束するものではありません。 ■当資料内のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。

PICKUPコンテンツ