メキシコ -トランプ米新大統領就任を受けて-

2017/1/23

 

<トランプ氏米大統領に就任>

1月20日、米国の第45代大統領にドナルド・トランプ氏が就任しました。トランプ新大統領は大統領就任式で米国第⼀主義を掲げ、雇用創出などを目的として保護主義の立場をとることを改めて表明しました。
また、ホワイトハウスのホームページでは政策課題のひとつとして通商政策が取り上げられ、環太平洋経済連携協定(TPP)からの離脱、北米自由貿易協定(NAFTA)については再交渉する方針が明らかとなりました。

<メキシコペソは上昇>

トランプ氏のメキシコに対する強硬な発言などから、メキシコペソは軟調な推移を続けてきました。また、1月に入り、トランプ氏が自動車メーカーのメキシコ新工場設立に対して批判をしたことなどから、メキシコペソは対米ドルでの最安値を更新しています。
⼀方、トランプ米新大統領の就任演説などを受けて米ドル安が進み、足元でメキシコペソは反発しています。2017年1月23日午前10時現在1米ドル=21.52メキシコペソ、1メキシコペソ=5.2926円となっています。

<今後の見通し>

これまでのメキシコペソ安に対してメキシコ中央銀行は断続的に利上げを行って対応してきたほか、今年に入り為替介入を行い、メキシコペソの不安定な動きに歯止めをかけようとしています。このような対応は今後も続くことが予想され、メキシコペソの下支え要因となる見込みです。
他方、メキシコペソは引き続きトランプ米大統領の発言に左右される展開が続くと予想されます。また、懸念材料となっているNAFTA再交渉については、31日にトランプ米大統領とメキシコのペニャニエト大統領が会談を行う予定で、メキシコペソの動向に大きな影響を与えるイベントとなると考えられます。

インフレ指標と政策金利の推移 メキシコペソ為替の推移

出所:Bloomberg

 


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