メキシコ -メキシコ州知事選で与党候補者勝利-

2017/6/6

ペニャ・ニエト大統領支持率

<ペニャ・ニエト政権>

メキシコのペニャ・ニエト大統領は2012年に政権に就き、数々の構造改革によってメキシコ経済を変革させる政権として期待を集めてきました。実際にペニャ・ニエト政権はエネルギー改革を実行に移すなど、メキシコ経済の回復に貢献し、歴史に名を残す業績を残したと言えます。しかし、さまざまな構造改革は痛みを伴ったものであるほか、ペニャ・ニエト大統領夫妻の汚職疑惑、米大統領選前にトランプ氏をメキシコに招待し国民の反感を買ったこと、2017年1月のガソリン価格の引き上げなどから、国民からの人気は低下してきました。

<メキシコ州知事選で与党候補者が勝利>

メキシコでは2018年7月に大統領選が行われる予定ですが、政権の支持率低迷を受け、ペニャ・ニエト大統領の所属する制度的革命党(以下、PRI)が政権を維持し、改革路線が維持されるのか、政治的なリスクを警戒する見方もあります。このような状況の中、6月4日にメキシコでは統⼀地方選が行われ、特にメキシコ州知事選が来年の大統領選を占うイベントとして注目を集めました。
メキシコ州知事選の結果は、PRIの候補者が僅差で勝利し、台頭してきた左派政党である国民再生運動党(MORENA、モレナ)の候補者を抑えました。

<メキシコペソの動向>

選挙結果が明らかとなり、PRI候補者が勝利したことで政治的な警戒感は⼀旦和らぎ、メキシコペソは上昇しています。5日、メキシコペソは対米ドルで+1.8%、対円でも+1.9%上昇しました。
来年の選挙までは政治的なリスクが意識される場面も想定されますが、メキシコの構造改革路線は今後も堅持されることが予想され、メキシコペソの戻り基調は維持されるものと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出所:Bloomberg

 


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