メキシコ -利上げ継続-

2017/6/23

 

<政策金利を7.00%に引き上げ>

メキシコ中央銀行は6月22日(現地時間)、政策金利を0.25%引き上げて7.00%にすることを決定しました。利上げは7回連続となります。
声明文では「インフレ期待の上昇を抑え、金融政策の効果を高めるため、また、6月の米FOMCで利上げが実施されたことを考慮して、政策金利引き上げを決定した」としています。
メキシコのインフレ率は、6月前半も前年比+6.30%と高い伸びを記録していますが、これは主にノンコアインフレ率の上昇によるもので、コアインフレ率の伸び率は+4.82%に留まっていると指摘しています。インフレ率は今後数カ月でピークをつけ、低下に転じると予想しています。
メキシコ経済については、2017年の第1四半期の終わりから第2四半期の頭にかけて減速の兆候が見られると指摘しています。外需は好調であるものの、個人消費に2016年末のような勢いが見られないとしています。

<メキシコペソは上昇>

市場では政策金利の引き上げ予想が優勢であったため、利上げはサプライズではなかったものの、利上げの発表を受けてメキシコペソは上昇しました。
6月22日の海外終値は1米ドル=18.12メキシコペソ、1メキシコペソ=6.1458円となっています。

<今後の見通し>

トランプ米大統領が掲げるNAFTA見直しはメキシコ経済にとってリスク要因になると見込まれます。
しかし、NAFTA再交渉には一定の時間的猶予があることに加えて、米国がNAFTA脱退となるようなハードランディングにはならないと予想しています。
メキシコペソが依然として歴史的な低水準にあること、金利先高観が見込まれること、政府や中央銀行による政策対応が予想されることなどがメキシコペソの支援材料となる見込みです。

メキシコインフレ指標と政策金利の推移

出所:Bloomberg

 


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