メキシコ -NAFTA再交渉のポイント③-

2017/7/18

 

米国の農産物の主な輸出先

<NAFTA再交渉の焦点>

米国、カナダ、メキシコの間で行われる予定のNAFTA再交渉の焦点は主に2つと考えています。「関税の見直し」と「米国にとって有利な規制の導入」の2つです。

<関税の見直しについて>

 仮に、米国が関税を見直し、自動車関連の製品について関税の引き上げを行った場合、メキシコは報復として米国から輸入する農産物への関税を引き上げる可能性がでてきます。

米国にとってメキシコは第3位の農産物輸出先であり、メキシコが農産物への関税を引き上げると米国の農業が経済的な打撃を受けることになります。また、米国共和党の支持基盤には米国南部・中西部の農業従事者も多いことから、共和党内で関税の見直しには慎重論も多く、米国内での調整も容易なことではないと思われます。

<米国が有利な規制の導入>

NAFTA域内で作られる乗用車に関税がかからない条件として「現地調達比率」が一定の割合以上あることがあげられます。この場合の現地調達比率とは、製品の価格の内、 NAFTA域内で生み出される付加価値の比率のことを指します。これまでのトランプ米大統領や閣僚の発言などから、米国は今回の交渉でこの比率を引き上げることを条件にNAFTA脱退を回避するものと思われます。また、今回の交渉では米国内での付加価値が○○%以上あれば関税がかからないという制度が導入されることが予想されます。この制度は現地調達比率を発展した考え方で、この制度を導入することで米国内での雇用増加が期待できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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