メキシコ -1年ぶりに政策金利を据え置き-

2017/8/14

 

<政策金利を据え置き>

メキシコ中央銀行は8月10日(現地時間)、政策金利を7.00%に据え置くことを決定しました。政策金利の据え置きは昨年の8月以来、1年ぶりとなります。
声明文では「これまでの利上げにより物価の伸びを抑える兆候が既に表れている」として政策金利の据え置きを決定しました。メキシコ中央銀行は、インフレ率はしばらく6%を上回るものの、その後伸び率は鈍化し、2018年末には目標とする3%の水準に近づくと予想しています。
メキシコ経済については、第2四半期の成長率は予想以上に良かったとしています。外需が好調であった一方、個人消費が減速しました。

<メキシコペソの動向>

政策金利の据え置きは市場予想通りであったため、発表後のメキシコペソは大きく変動しませんでした。翌11日は米ドル安が進んだため、対米ドルで上昇しています。
8月11日の海外終値は1米ドル=17.83メキシコペソ、1メキシコペソ=6.1247円となっています。

<今後の見通し>

メキシコのインフレ率上昇に鈍化の兆しが表れていることやメキシコペソが安定していることなどから、メキシコ中央銀行は現状の金融政策をしばらく維持するものと予想されます。
トランプ米大統領が掲げるNAFTA見直しはメキシコ経済にとってリスク要因になると見込まれます。しかし、NAFTA再交渉には一定の時間的猶予があることに加えて、米国がNAFTA脱退となるようなハードランディングにはならないと予想しています。
メキシコペソが依然として歴史的な低水準にあること、政府や中央銀行による政策対応が予想されることなどがメキシコペソの支援材料となる見込みです。

 

メキシコインフレ指標と政策金利の推移

出所:Bloomberg


■当資料は情報提供を目的として大和住銀投信投資顧問が作成したものであり、 特定の投資信託・生命保険・株式・債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。 ■当資料は各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を 保証するものではありません。 ■当資料に記載されている今後の見通し・コメントは、作成日現在のものであり、事前の予告なしに 将来変更される場合があります。 ■当資料内の運用実績等に関するグラフ、数値等は過去のものであり、将来の運用成果等を 約束するものではありません。 ■当資料内のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。

PICKUPコンテンツ