メキシコ -大規模地震、首都圏でも被害拡大-

2017/9/21

<メキシコで大規模な地震が発生>

現地時間19日、メキシコ中部プエブラ州とモレロス州の州境を震源とする、マグニチュード7.1の大規模な地震が発生しました。震源地は、首都メキシコシティから約120㎞の距離であったため、首都圏で多数の死傷者が出ており、建物の倒壊や空港の一時閉鎖などの被害が広がっています。ペニャ・ニエト大統領は非常事態を宣言し、被害の把握や軍による救助活動を本格化させるなど、対応を急いでいます。
メキシコでは7日にもメキシコ南部沖を震源とする地震が発生しており、製油所再開に遅れが出るなど、影響が出ていました。
今回の地震被害の全容は明らかになっていませんが、被害が大きかったプエブラ州やモレロス州、メキシコ州は独アウディや米フォード・モーターなど多数の自動車メーカーが工場を構えており、輸送網の寸断などによる部品供給への影響が懸念されています。

 

<メキシコペソの動向と見通し>

地震発生後のメキシコペソは対米ドルで一時的に下落する場面も見られましたが、その後は下げ幅を縮める動きを見せるなど、影響は今のところ限定されています。米利上げ観測などから米ドル高・円安が進んだため、対円では上昇しており、20日の海外終値は1米ドル=17.77メキシコペソ、1メキシコペソ=6.3141円となっています。
被害状況が明らかになるにつれ、メキシコ経済への影響や復興の進捗状況などによって、メキシコペソは不安定な動きになる可能性もあり、今後の動向については引き続き注視が必要です。一方で、メキシコのビデガライ外相は今回の地震による メキシコのGDPへの影響は最小限となるとコメントしています。また、米格付大手ムーディーズもメキシコの格付けやGDP予想への影響はないと発表しており、国をあげての復興も期待されます。

 

 

 

出所:Bloomberg

 


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