ブラジル -政策金利を1.0%引き下げ-

2017/4/13

 

<政策金利を11.25%に引き下げ>

4月12日(現地時間)、ブラジル中央銀行(以下、BCB)は金融政策委員会で政策金利を1.0%引き下げ11.25%にすることを決定しました。利下げ幅は2009年6月以来の大きさで、5会合連続、全会一致で決定されました。
BCBが3月にインフレ見通しを下方修正していたことで緩和的な動きが続くと見られていたため、利下げタイミングおよび利下げ幅にサプライズはありませんでした。
声明文では現在の利下げペースが適切としながらも、「緩和サイクルをどの程度前倒しするかを左右する要因を見守る必要がある」として、引き続き経済情勢やインフレ期待を見極める考えを示しています。

 

<ブラジルレアルの動向>

足元のブラジルレアル(以下レアル)は、国内政治問題の再燃や、シリアや北朝鮮などの地政学的リスクが高まっていることから、円買いレアル売りが優勢となっています。4月12日の海外終値は1米ドル=3.13レアル、1レアル=34.88円でした。
12日の外国為替市場は、トランプ米大統領が強いドルに懸念を示し、イエレンFRB議長の再指名の可能性に含みを持たせるとともに低金利政策が望ましいと発言したことで、米ドルが売られたことから、新興国通貨は総じて対米ドルで上昇しています。

 

<今後の見通し>

経済回復にもたつきがみられるものの、インフレ率 の低下傾向や、金利低下による利払い費減少、歳出見直しによる財政再建の進展に伴い、通貨の減価圧力は後退しており、BCBは景気支援のために今後も利下げを行う可能性が高いと予想されます。

利下げによる中長期的な景気回復期待や財政再建策の進展、利下げを実施してもなお相対的に高いブラ ジルの金利水準がレアル相場を下支えするものと見込んでいます。

 

政策金利とインフレ率の推移

出所:Bloomberg

 


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