豪州 -政策金利据え置き-

2017/2/7

<政策金利を1.50%で据え置き>

2月7日、オーストラリア準備銀行(以下、RBA)は政策理事会を開催し、政策⾦利を1.50%で据え置くことを決定しました。
声明文は、前回2016年12月のものから大きく内容が変更され、米国の金利が上昇していることや主要国の金融政策について追加緩和を予想する向きが無くなっていることなど、足元の情勢を踏まえたものとなりました。また、オーストラリア国内の情勢については、資源輸出の増加などを背景に今後数年はオーストラリア経済は3%程度の成長を続ける見通しを維持しました。また、インフレ率については賃金の動向などを勘案し、慎重な見通しが維持されました。

 

<豪ドルの推移>

1月の豪ドルは対円、対米ドルでともに上昇しました。トランプ大統領の米ドル高牽制発言を背景に米ドル安が進んだ一方、鉄鉱石等の資源価格が堅調に推移し、豪ドルの上昇につながりました。
今回の政策金利据え置き、声明文発表を受けて豪ドルは上昇しています。豪ドルは、東京時間午後1時現在、1豪ドル=0.7673米ドル、1豪ドル=85.857円となっています。

 

<今後の見通し>

金融市場はトランプ大統領の発言に神経質な相場展開となることが予想されます。
しかし、中長期的には豪州のファンダメンタルズの強さが豪ドルの支援材料となると見ており、豪州の主力輸出品目である鉄鉱石や石炭などの資源価格上昇は豪州景気に好影響を与え、財政の改善にもつながることが予想されます。また、今回の声明文でもRBAはインフレに対して慎重な見通しを示しましたが、資源価格の上昇を背景とした景気の拡大が中長期的にインフレ動向に影響を与えることになるのか、注目されていくと考えます。

 

 


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