豪州 -インフレに対する慎重な姿勢が続く-

2017/3/7

 

<政策金利を1.50%で据え置き>

3月7日、オーストラリア準備銀行(以下、RBA)は政策理事会を開催し、政策金利を1.50%で据え置くことを決定しました。
声明文では輸出の大幅増加などを背景としてオーストラリア景気についての記述が前回声明文からやや強めの表現となりました。一方、賃金の上昇率が抑制されつづけていることから、低インフレがしばらく続くという見方が維持されました。
景気についての表現が上方修正されたものの、インフレに対する認識に変化はなかったことから、しばらくは政策金利が据え置かれ続けることが示唆されたと考えられます。

<豪ドルの推移>

2月の豪ドルは対円、対米ドルで上昇しました。12月の豪州の貿易収支が堅調な結果となったことや豪州の主力輸出品目である鉄鉱石の価格が堅調に推移したことなどが背景です。
今回の政策金利据え置き、声明文発表を受けて豪ドルは小幅ながら上昇しています。豪ドルは、東京時間午後1時現在、1豪ドル=0.7606米ドル、1豪ドル=86.658円となっています。

<今後の見通し>

米国の3月利上げ観測が浸透してきていますが、目先は豪ドルは米金融政策に対する市場の見方に影響を受ける可能性が残ると考えています。
他方、中長期的には豪州のファンダメンタルズの強さが豪ドルの支援材料になると予想します。豪州の主力輸出品目である鉄鉱石や石炭などの資源価格上昇が豪州景気や財政に好影響を与えることが期待されます。

 

政策金利とインフレ率の推移 豪ドルの推移

出所:Bloomberg


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