豪州 -RBAの慎重姿勢が続く-

2017/4/4

<政策金利を1.50%で据え置き>

4月4日、オーストラリア準備銀行(以下、RBA)は政策理事会を開催し、政策金利を1.50%で据え置くことを決定しました。
声明文ではオーストラリア経済は緩やかな拡大が続いているものの、雇用の増加は緩やかにとどまっており、賃金の上昇も抑制されているという認識が示されました。また、住宅ローンを中心とした家計のローンは所得を上回るペースで増加してきたことから、貸付に対する監督を強化してきたことが声明文に加えられました。

 

<豪ドルの推移>

3月の豪ドルは対円、対米ドルで下落しました。トランプ米大統領がオバマケア代替法案への採決を中止したことなどからトランプ政権の政策に対する不透明感が膨らみ、リスク回避的な動きから円が買われました。また、中国の鉄鉱石の港湾在庫の増加などを背景に、月末に向けて鉄鉱石価格が下落したことも豪ドル安につながりました。
声明文で労働市場に対して慎重な見方が示されたことなどから、声明文発表後豪ドルは下落しました。豪ドルは、東京時間午後2時現在、1豪ドル=0.7585米ドル、1豪ドル=83.77円となっています。豪ドル/円は昨年11月以来の水準まで下落しています。

 

<今後の見通し>

RBAは直近の予想対比下振れた雇用統計を受けて労働市場への見方を慎重化させました。しかし、豪州の主力輸出品目である鉄鉱石や石炭などの資源価格が底打ちし、底堅い推移を続けていることが豪州の景気や財政に好影響を与えることが期待されることから、中長期的に豪州のファンダメンタルズの強さが豪ドルの支援材料になると考えられます。

 


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