豪州 -予想通り政策金利据え置き-

2017/5/2

<政策金利を1.50%で据え置き>

5月2日、オーストラリア準備銀行(以下、RBA)は政策理事会を開催し、政策金利を1.50%で据え置くことを決定しました。
声明文で示されたRBAの経済見通しに大きな変化はなく、今後数年にわたり、オーストラリア経済は緩やかに拡大していくという見通しが示されました。他方、インフレ率に関する表現が上方修正され、景気の拡大に連れて基調的なインフレ率は緩やかに上昇していくという見通しが前回よりも強調された格好です。また、3月の雇用統計の上振れなどから、4月の議事録に盛り込まれた「住宅市場や雇用情勢には注意深い監視が必要」との文言挿入は見送られました。

 

<豪ドルの推移>

4月の豪ドルは対円、対米ドルで下落しました。豪州の主力輸出品目である鉄鉱石価格が大きく下落したこと、2017年1-3月の消費者物価指数が低水準にとどまったことなどが背景です。
政策金利が据え置かれたことは市場予想通りでしたが、声明文でインフレ率に関する文言が上方修正されたことなどから、声明文発表後、豪ドルは上昇しました。豪ドル/円は一時84.54円となり、約1ヵ月ぶりの高値を更新しました。
なお、東京時間午後2時現在、1豪ドル=0.7546米ドル、1豪ドル=84.42円となっています。

 

<今後の見通し>

労働市場に対し慎重な見方をしていたRBAは、労働市場に対する見方を修正した模様で、RBAの姿勢の変化は豪ドルの支援材料となると考えらえます。
他方、目先はFOMCやオーストラリアの2017年度予算案の発表などが予定されており、これらのイベントに豪ドルは左右される展開が予想されます。また、足元で大きく下落している鉄鉱石価格の動向にも豪ドルは影響を受ける見込みです。

 

 


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