豪州 -声明文はタカ派的な内容とならず-

2017/7/4

<政策金利を1.50%で据え置き>

7月4日、オーストラリア準備銀行(以下、RBA)は政策理事会を開催し、政策金利を1.50%で据え置くことを決定しました。
声明文ではオーストラリアの1-3月GDPは一時的に減速したものの、経済成長率は緩やかに拡大していくという見方が示されたほか、労働市場に関する指標は強弱まちまちで、賃金の伸びが低く、低インフレがしばらく続くという見通しが示されました。また、金融政策に関する文言に変化はなく、金利を据え置くことが適切という見方が維持されました。

 

<豪ドルの推移>

6月の豪ドルは堅調に推移しました。軟調な推移が続いていた鉄鉱石価格が反発し、堅調な推移に転じたことが豪ドルの支援材料になりました。
同じ先進資源国であるカナダで利上げ観測が浮上したことを背景に、一部の市場参加者の間で今回の声明文がタカ派的なものとなるという観測が広がっていたこともあり、本日のRBAの政策金利据え置きと声明文の内容を受け、豪ドルは下落しています。

東京時間午後2時現在、1豪ドル=0.7626米ドル、1豪ドル=86.26円となっています。

 

<今後の見通し>

RBAの声明文の内容は前回から大きな変化がなかったことに加え、物価上昇率が抑制された状態がつづいているため、しばらく政策金利は据え置かれることが予想されます。
低金利政策が下支えする形でオーストラリア経済は中長期的に成長率が緩やかに上昇していくことが予想されます。経済成長の加速とともにインフレ率の上昇観測も広がることが見込まれ、オーストラリア経済の中長期的な拡大は豪ドルの支援材料になると考えます。

 

 

 

 


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