豪州 -金利1.50%、据え置き続く-

2017/9/5

 

<政策金利を1.50%で据え置き>

9月5日、オーストラリア準備銀行(以下、RBA)は政策理事会を開催し、政策金利を1.50%で据え置くことを決定しました。
声明文では前回に続き、賃金の伸び悩みや家計部門の負債が高い水準にあることから個人消費の不透明感が指摘される一方、RBAのオーストラリア経済見通しに大きな変化がないことが示されました。今後も低金利がオーストラリア経済を支え続けると述べ、金融政策については金利を据え置くことが適切という見方が維持されました。一方で、労働市場の状況改善によって賃金はやがて幾分押し上げられるとの見通しが示されました。

<豪ドルの推移>

8月の豪ドルは前半はやや軟調でしたが、月を通じてはほぼ横ばいの動きとなりました。前半は、米朝関係の緊迫化によるリスク回避の動きなどから豪ドルは弱含みました。しかしその後は、米利上げペースの鈍化観測が広がったことなどから米ドル安傾向となり、豪ドルは対米ドルで2015年5月以来の高値水準で推移しています。
市場では、政策金利の据え置きが予想されていたため、据え置き発表後の豪ドルは小動きとなりました。東京時間午後2時現在、1豪ドル=0.7963米ドル、1豪ドル=87.09円となっています。

<今後の見通し>

オーストラリアでは賃金上昇率や物価上昇率が抑制された状態が続いているため、しばらく政策金利は据え置かれることが予想されます。
他方、引き続き低金利政策が下支えする形でオーストラリアの経済成長率は中長期的に緩やかに上昇していくことが見込まれます。雇用の拡大と持続的な経済成長とともにインフレ率も上向いていくことが予想され、豪ドルはしっかりとした展開が続くことが見込まれます。

 

政策金利とインフレ

出所:Bloomberg

 

 


■当資料は情報提供を目的として大和住銀投信投資顧問が作成したものであり、 特定の投資信託・生命保険・株式・債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。 ■当資料は各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を 保証するものではありません。 ■当資料に記載されている今後の見通し・コメントは、作成日現在のものであり、事前の予告なしに 将来変更される場合があります。 ■当資料内の運用実績等に関するグラフ、数値等は過去のものであり、将来の運用成果等を 約束するものではありません。 ■当資料内のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。

PICKUPコンテンツ