豪州 -政策金利据え置き続く-

2017/12/5

<政策金利を1.50%で据え置き>

 12月5日、オーストラリア準備銀行(以下、RBA)は政策理事会を開催し、政策金利を1.50%で据え置くことを決定しました。

声明文では明日発表の7-9月の経済成長率がやや強めの結果となる可能性が示唆されました。また、前回の声明文同様、オーストラリア経済の拡大が続き、雇用が改善する一方で賃金の伸び悩みがしばらく続くとみられることや、家計部門の負債の高さを背景とした個人消費の不透明感が指摘されました。

<豪ドルの推移>

11月、豪ドルは対米ドル、対円で続落となりました。RBAが発表した四半期金融政策報告の中でインフレ見通しが下方修正されたことが嫌気されたことなどが背景です。

本日発表された豪州小売売上高が予想を上回ったことで豪ドルは本日、午前中から買いが優勢の展開となりました。その後発表されたRBAの政策金利据え置き及び声明文からの反応は薄く、それまでの水準での推移が続いています。東京時間午後1時現在、1豪ドル=0.764米ドル、1豪ドル=86.01円となっています。

<今後の見通し>

オーストラリアでは賃金上昇率や物価上昇率が抑制された状態が続いており、しばらく政策金利が据え置かれることが予想されます。

低金利政策が下支えする形でオーストラリアの経済成長率は中長期的に緩やかに上昇していくことが見込まれます。雇用の拡大と持続的な経済成長はインフレ率の上昇にもつながることが予想され、豪ドルは底堅い推移が続くと予想します。

 

政策金利とインフレ率の推移 豪ドルの推移

出所:Bloomberg

 


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