ニュージーランド -政策金利は2.25%へ-

2016/3/10

 

<予想外の0.25%の利下げ決定>

3月10日、ニュージーランド準備銀行(以下、RBNZ)は政策金利を0.25%引き下げ、2.25%とすることを決定しました。
声明文は総じてハト派色が強く、中国など新興国の景気減速を背景とした世界的な景気減速が指摘され、1月以降の株式市場の下落を受けて金融市場の変動性が高いことを確認するものとなりました。

また、ニュージーランドのインフレ率がインフレ目標の範囲に戻るまでには時間がかかるという見方が示されました。インフレ見通しについては国外要因を含めた下振れリスクについて述べられており、下振れリスクを懸念して今回の利下げ決定に至った模様です。
加えて、今回の声明文では金利見通しも示され、来年までに更なる利下げが示唆されています。

<利下げ後NZドルは下落>

2016年に入り株式市場が大きく下落するなど、グローバル金融市場にリスク回避的な動きが広がり、NZドルは対円で軟調に推移してきました。
本日のRBNZの利下げ発表後、NZドルは大きく下落しました。利下げが予想外だったことに加え、追加利下げが示唆されたことや通貨安を志向する内容が盛り込まれたことが主因です。10日東京時間午前10時現在、1NZドル=0.6637米ドル、1NZドル=75.21円となっています。

 

<今後の見通し>

追加利下げの可能性があること、RBNZが通貨安を志向していることなどから、NZドルは目先は大きな反発が期待しづらい情勢にあると考えられます。
しかし、今回の声明文でも示されたようにニュージーランド経済は今後も年間2%を上回る拡大が見込まれており、経済成長の持続性や信用力の高さがNZドルの支援材料となる見込みです。また、日本のマイナス金利政策が定着するに従い、日本とニュージーランドの金利差を背景にNZドル円は底堅い推移が予想されます。

政策金利とインフレの推移

出所:Bloomeberg

 


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