ニュージーランド -政策金利は2.00%へ-

2016/8/12

 

<0.25%の利下げ決定>

8 月11日、ニュージーランド準備銀行(以下、RBNZ)は政策金利を0.25%引き下げ、2.00%とすることを決定しました。
インフレ率がRBNZの目標を下回った状況が続いていることに加え、世界的な金融緩和などを背景としてNZドル高が続いており、通貨高抑制とインフレ期待の低下を防ぐため利下げに至ったことが声明文の中で示されました。
円高が進行したことでNZドルは対円では軟調な推移が続いていますが、2016年3月10日のRBNZの利下げ以降、NZドルは他の主要通貨対比では堅調に推移してきました。RBNZは改めて通貨安を志向する姿勢であることを声明文の中に盛り込むとともに、短期金利見通しを引き下げ、追加利下げを示唆しています。 

<利下げ後NZドルは上昇>

今回の利下げ発表後、NZドルは上昇する展開となりました。市場予想通り利下げが行われたこと、RBNZの示唆した追加利下げ幅が大きなものとならなかったことなどが背景です。NZドルは対米ドルでは⼀時は2015年5月以来となる1NZ ドル=0.7341米ドルまで上昇しました。
なお、その後は上げ幅を縮め、8月11日終値は1NZドル=0.7209米ドル、1NZドル=73.50円となりました。

<今後の見通し>

RBNZが通貨安を志向していること、追加利下げの可能性が示唆されていることなどが、NZドルの悪材料と考えられます。⼀方、移民の増加や金融緩和などを背景としてニュージーランド経済が堅調に推移していくことが予想されることや信用力の高さ、相対的な金利水準の高さがNZドルの支援材料となることが見込まれます。
対円では、日本銀行の金融緩和姿勢が持続していること、ニュージーランドと日本の金利差などを背景としてNZドルは底堅い推移が続くと考えます。

政策金利とインフレ率の推移 NZドルの推移

出所:Bloomberg

 


■当資料は情報提供を目的として大和住銀投信投資顧問が作成したものであり、 特定の投資信託・生命保険・株式・債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。 ■当資料は各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を 保証するものではありません。 ■当資料に記載されている今後の見通し・コメントは、作成日現在のものであり、事前の予告なしに 将来変更される場合があります。 ■当資料内の運用実績等に関するグラフ、数値等は過去のものであり、将来の運用成果等を 約束するものではありません。 ■当資料内のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。

PICKUPコンテンツ