マーケット・ニュートラル

どのような投資手法?

マーケット・ニュートラルは市場の方向性(上昇・下落)に左右されにくい収益の獲得を目指す投資手法です。現物のポジションを買い建てる一方で、市場全体の動きに追随する先物を売り建てる(先物でヘッジする)ことで現物部分の損益を緩和させるといった手法が一般的です。市場の動きに対して中立化を図るといった意味合いからマーケット・ニュートラルと呼ばれ、絶対リターンを追求する代表的な投資手法です。

  

例えば?

株式市場でマーケット・ニュートラルと呼ばれる投資手法を用いると、株式市場が下落する局面でも株価指数先物を売り建てておくことで現物部分の損失が緩和され、投資判断次第では収益を獲得することができます。現物株式への投資は構成する銘柄やその比率を先物を構成する銘柄や比率と完全に一致させるわけではないため、現物と先物への投資収益に差がでてきます。この差が損益としてあらわれてきます。現物株の銘柄選択が奏功すると収益が獲得できることになります。注意点としては、現物株式への投資が先物の収益を上回らないと収益の獲得ができないこと、先物でヘッジしたために株式市場が大きく上昇してもその値上がり益を享受できないといったことが挙げられます。

  

「シングルアルファ」と「ダブルアルファ」

マーケット・ニュートラルという場合、シングルアルファと呼ばれる手法とダブルアルファと呼ばれる手法があり、その投資手法の違いを認識しておくことが重要です。上記のマーケット・ニュートラルの説明はシングルアルファと呼ばれる手法についての説明です。ダブルアルファと呼ばれる手法は、ロング・ショートと呼ばれることもあります。ダブルアルファと呼ばれる投資手法を株式投資で説明すると、上昇すると予想する銘柄を買い建て、下落すると予想する銘柄を売り建てるという方法が挙げられます。(ポジション全体の市場感応度をゼロ近くに調整することから、マーケット・ニュートラルと呼ばれます。)投資判断通りに市場が動くと、買い建てた銘柄の価格上昇と売り建てた銘柄の価格下落の両方で収益が獲得できる一方、投資判断を誤ると、買い建てたポジション、売り建てポジションの両方で損失をこうむることになります。

 

マーケット・ニュートラル(シングルアルファ)の収益のイメージ

例えば、現物株式のポートフォリオをTOPIX先物取引でヘッジした場合、TOPIXを上回る現物株式のポートフォリオの収益が当戦略の収益となります。 マーケット・ニュートラル(シングルアルファ)の収益のイメージ

 

 

マーケット・ニュートラル(シングルアルファ)の収益・損失が発生するケース(イメージ)

マーケット・ニュートラル 収益が発生する場合(イメージ)

マーケット・ニュートラル 損失が発生する場合(イメージ)

※上記は、株式市場の変動リスクをヘッジした場合の収益・損失が発生するケースの説明の一部であり、すべてを網羅したものではありません。また、将来の投資成果や分配水準を保証・示唆するものではありません。

PICKUPコンテンツ