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メキシコ 選挙戦に突入

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2018/3/27

 

メキシコ大統領選 主な立候補者 スケジュール

変化を訴える野党に追い風

メキシコでは、2018年7月に実施される大統領選に向けて立候補者が出揃ってきています。今回、注目されているポイントは急進左派政党である国家再生運動(MORENA)の台頭です。

2012年に制度的革命党(PRI)が政権を奪還し、大規模な構造改革を進めて経済を拡大してきましたが、麻薬戦争の激化に伴う治安悪化や汚職、さらにトランプ米政権との関係悪化といった問題などから、現政権に対する国民の不満が募っていました。

その中で、MORENAから立候補しているオブラドール氏は、米国に対する強硬姿勢や治安対策の必要性などを掲げ、複数の調査において高い支持率を集めてきました。同氏は“アムロ”の愛称を持ち、過去にメキシコ市長を務めた実力者としても知られ、現状からの変化を求める国民感情を追い風に、現在最も有力な候補者の一人となっています。

一方で、過去2回の大統領選において、いずれも次点で敗北していることから、今回の選挙戦においても先が読めない状況です。

 

選挙キャンペーンを控え、候補者が出揃う

もう一つポイントとして挙げられるのが、支持率調査において「無回答/未定」と回答した浮動票の動向です。

オブラドール氏に次ぐ有力候補者に浮動票が流れた場合、情勢が変わる可能性は十分に考えられます。

与党・PRI所属のミード氏は、現政権からの政策を引き継ぐ可能性が高く、大きなリスクはないと見られる一方で、汚職問題への対応に注目が集まると考えられます。

最大野党・国民行動党(PAN)所属で中道左派、民主革命党(PRD)との統一候補であるアナヤ氏もトランプ米政権への批判を表明しており、一定の支持を集めています。

また、カルデロン前大統領夫人でPANを離党したサバラ氏をはじめとした無所属候補らも、現政権からの変化を訴えており、今後支持率を伸ばす可能性が考えられます。

さらに、選挙戦終盤で無所属候補が他党の候補者を支援する可能性もあり、今後の情勢にますます注目が集まっています。

 

 


 

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