米国 -米国株が大幅下落、日本株も連れ安の展開-

2018/10/25

米国/日本株式の推移

 

米国株安が日本株にも波及

10月24日の米国株は主要3指数が全て大幅下落しました。NYダウ30種平均の終値は24,583.42米ドルと前日比2.4%下落し、S&P500種指数とナスダック総合指数もそれぞれ前日比3.1%、4.4%の下落となりました。一方で米国10年債が買われ、米国長期金利は低下しました。これを受け米ドルは対円で下落しました。25日の日本株は米国相場の流れを受けて大きく下落し、日経平均株価の25日の終値は21,268.73円と前日比3.7%の下落となりました。

米国株の大幅下落のきっかけは

今回の米国株下落の直接的なきっかけは、①低調な住宅販売統計です。24日に発表された米国の9月の新築一戸建て住宅販売戸数が市場予想を大きく下回る水準となりました。販売戸数は55万3,000戸(季節調整済み、年率換算)となり、2016年12月以来の低水準でした。次に②企業決算への警戒感です。7-9月期の企業決算が発表される中、貿易摩擦による増益率の鈍化懸念等が強まり、株価が急落する銘柄が見られました。そして③金融引締めへの警戒感です。パウエル米FRB議長による米国景気への楽観的な見通しに基づく利上げ継続姿勢や、一段と進むFRBのバランスシート縮小への動きが一段の金利上昇圧力になると懸念されています。これらを受け、米国経済の成長に対する懸念が強まったことが、今回の米国株の大幅下落に繋がったと思われます。

今後の見通し 調整を経て緩やかな上昇へ

米国の株式、債券、為替市場は、経済指標や企業決算内容次第で、今後も大きな値動きとなることが考えられます。一方で、FRBが24日発表した地区連銀経済報告では、労働力不足や貿易摩擦の懸念はあるものの、景気は緩やかに拡大しているとしています。米国資産については、今後も安定的な経済成長と正常な方向へ向かう金融政策等から、株価、長期金利、為替のいずれも緩やかな上昇を予想します。また米国株が調整局面を終えて戻り歩調になれば、日本株も上昇に転じると考えています。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 


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