カナダ -追加利上げも、金融緩和は引き続き必要–

2018/1/18

 

カナダ政策金利の推移

<政策金利を0.25%引き上げ>

1月17日、カナダ中央銀行は政策金利を1.00%から1.25%に0.25%引き上げることを決定しました。利上げは昨年9月以来となります。

好調な経済指標や中央銀行関係者のこれまでの発言を受けて、市場では追加利上げがコンセンサスとなっていました。

声明文では「経済見通しが今後の金利上昇を正当化するとみられる一方、経済成長率を潜在水準近辺にとどめつつ、インフレ目標を達成するためには、一定の金融緩和の継続が必要となるだろう」と指摘しています。

引き続き、NAFTA再交渉はカナダ経済にとって最大のリスク要因であるとしています。

 

<カナダドルの動向>

追加利上げは市場予想通りであったものの、声明文にハト派的な文言があったことから、声明文発表後のカナダドルは下落しました。その後はほぼ前日比並みの水準に戻っています。

1月17日の海外終値は、1米ドル=1.2438カナダドル、1カナダドル=89.47円となっています。

 

<今後の見通し>

カナダ経済は、堅調な個人消費や外需、国内の設備投資などに支えられ、今後も堅調に推移すると予想されており、カナダ中央銀行に対する追加利上げに対する期待が続くと見込まれます。

一方、1月23日から行われるNAFTA再交渉では、米国との厳しい交渉が予想されており、交渉結果の内容次第ではカナダドルは大きく変動することが予想されます。

引き続き、NAFTA再交渉はリスク要因ですが、カナダ経済の成長が見込まれることや追加利上げに対する期待感などから、カナダドルは底堅く推移すると予想されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 出所:Bloomberg


■当資料は情報提供を目的として大和住銀投信投資顧問が作成したものであり、 特定の投資信託・生命保険・株式・債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。 ■当資料は各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を 保証するものではありません。 ■当資料に記載されている今後の見通し・コメントは、作成日現在のものであり、事前の予告なしに 将来変更される場合があります。 ■当資料内の運用実績等に関するグラフ、数値等は過去のものであり、将来の運用成果等を 約束するものではありません。 ■当資料内のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。

PICKUPコンテンツ