カナダ -政策金利据え置き、貿易政策に懸念-

2018/3/8

 

カナダ政策金利の推移

<政策金利を1.25%に据え置き>

3月7日、カナダ中央銀行は政策金利を1.25%に据え置くことを決定しました。

声明文では「2017年のカナダ経済は、第4四半期は予想を下回ったものの、1月の経済見通し通りの成長となった」としています。インフレ率については、「中央銀行の目標である2%に近い水準で推移しているが、ガソリン価格や電力料金などにより一時的に変動するリスクがある」としています。

また、足元での貿易政策の動向について、世界やカナダの経済見通しに対する不透明感を高めていると懸念を示しています。

<カナダドルの動向>

政策金利の据え置きは市場予想通りであったものの、米国の保護主義的な政策を巡る動きが影響し、カナダドルは対米ドルで一時1.300カナダドルまで下落しました。その後、米大統領報道官が、発表が予定されている輸入関税についてカナダとメキシコを適用除外にする可能性があると述べたことから、カナダドルはほぼ前日並みの水準まで戻しました。

3月7日の海外終値は、1米ドル=1.2912カナダドル、1カナダドル=82.15円となっています。

<今後の見通し>

先日行われたNAFTA再交渉は目立った成果もなく、次回は4月上旬にワシントンで開催される予定です。引き続き米国との厳しい交渉が予想されており、交渉結果の内容次第ではカナダドルは大きく変動することが予想されます。

一方、カナダ経済は、堅調な個人消費や外需、国内の設備投資などに支えられ、今後も堅調に推移すると予想されており、カナダ中央銀行に対する追加利上げに対する期待が続くと見込まれます。

引き続き、NAFTA再交渉はリスク要因ですが、カナダ経済の成長が見込まれることや追加利上げに対する期待感などから、カナダドルは底堅く推移すると予想されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出所:Bloomberg

 


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