メキシコ -政策金利を据え置き-

2018/5/18

 

 

政策金利を7.50%に据え置き

メキシコ中央銀行は5月17日(現地時間)、政策金利を7.50%に据え置くことを全会一致で決定しました。政策金利の据え置きは2会合連続となります。

第1四半期のメキシコ経済は、前四半期よりも高い伸び率で回復局面にあると指摘しています。輸出が上昇トレンドを続け、個人消費はペースは鈍化しているものの堅調で、設備投資も増加しているとしています。

4月の消費者物価指数は前年同月比+4.55%と3月の同+5.04%から低下しました。 2018年に入っての消費者物価指数の低下は昨年10-12月の中央銀行の予想通りであり、現状の金融政策を維持しても、年内の残りは低下傾向が続くと見込んでいる、としています。

一方、米国の金利上昇による米ドル高や、NAFTA再交渉とメキシコ大統領選に対する不透明感によるメキシコペソ安が、インフレ再加速につながるリスクになるとも指摘しています。

 

メキシコペソの動向

メキシコペソは2018年に入り、トランプ米大統領がNAFTA再交渉の継続を示唆したことなどを受けて持ち直しました。ただ、足元では、米国の金利上昇を背景に米ドル高が続いていることなどから弱含んでいます。

政策金利の据え置きは市場予想通りであったものの、同日に米通商代表部代表がNAFTA再交渉について「合意からほど遠い」とコメントしたことを受けて、メキシコペソは下落しています。

5月17日の海外終値は1米ドル=19.74メキシコペソ、1メキシコペソ=5.6113円となっています。

 

今後の見通し -高い金利水準と高い格付けがペソの支援材料-

今後についてはNAFTA再交渉やメキシコ大統領選に対する不透明感、さらには足元で米国の金利上昇から不安定化する金融市場の影響を受けて、メキシコペソは短期的に大きく変動する場面も見られると思います。

ただ、長期的には、新興国の中でも相対的に高い金利水準や格付けの高さなどがメキシコペソの支援材料になると見込んでいます。

 

 

メキシコ インフレ指標と政策金利の推移

出所:Bloomberg

 

 


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