メキシコ -貿易戦争の様相にメキシコペソが大幅安-

2018/6/6

 

メキシコペソが大幅下落

6月5日(現地時間)、懸念のNAFTA再交渉が進まない中、米国国家経済会議のクドロー委員長が「米トランプ大統領がカナダ、メキシコと個別の貿易協定締結を目指す可能性がある」との認識を示しました。これを受けメキシコペソは大きく下落し、6月5日の海外終値は1米ドル=20.4619メキシコペソ、1メキシコペソ=5.3662円となっています。

メキシコは報復関税で対抗

米国は6月1日(現地時間)、メキシコに対して鉄鋼とアルミニウムにそれぞれ25%、10%の追加関税を課す措置を発動しました。これに対してメキシコは6月5日(現地時間)、対抗措置を即日発動させました。この事案もメキシコペソ安を誘引したと思われます。

メキシコによる主な報復関税

今後の見通し 2つの不安要素に注目

7月に予定されているメキシコ大統領選ではポピュリズム色の強いロペス・オブラドール元メキシコシティ市長が支持を拡大させています。また11月に行われる米国中間選挙に向けてトランプ大統領は政権維持のため、引き続き強硬的な政策姿勢を崩さないと思われます。今月21日(現地時間)にはメキシコの金融政策決定会合が予定されていますが、この2大イベントまでは、メキシコペソは短期的に大きく変動する場面も見られると思います。

メキシコペソの推移

  


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