カナダ - NAFTA再交渉、米と合意発表 -

2018/10/1

 

3か国の通貨は揃って上昇

現地時間9月30日深夜、NAFTA(北米自由貿易協定)再交渉をめぐり、米国とカナダが合意に達したとの報道がなされました。8月末に暫定合意に至った米国・メキシコ間での新協定にカナダも合流することとなった模様です。今回の合意により、米ドル、カナダドル、メキシコペソはいずれも対円で大きく上昇しています。特に米ドルとメキシコペソは、日本時間10月1日14時00分時点で1米ドル=113.93円、1メキシコペソ=6.12円まで上昇し年初来高値となっています。カナダドルも2月以来の水準である1カナダドル=88.71円まで戻っています。

カナダが大枠で合意

カナダは、今回の合意で米国が求める乳製品の市場開放で一定の譲歩を示す形になりました。また大きな懸念材料だった自動車についても、カナダは米国への輸出が一定以上の水準まで増えれば数量規制に応じることに合意することで、米国によるカナダからの輸入自動車への高関税措置を回避した模様です。

今後の見通し-金融市場の安定化に寄与-

新協定の名称は米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)で、11月末までに3か国首脳が署名する予定です。 トランプ米大統領が2016年の大統領選から公約してきたNAFTAの見直しが合意に達したことは、米貿易赤字の縮小と国内製造業の復活を掲げるトランプ米大統領にとって、非常に大きな成果となり得るものです。また、今回の合意により、世界最大の経済圏での懸念が後退することになり、金融市場の安定化に大きく寄与するものと思われます。

 

カナダ

 


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